ペット霊園を利用する際の注意点

ペットの死は、突然やって来ることが多いものです。そのため、いざ最愛のペットを亡くした時は、冷静な判断が出来ないことが多いものです。ゆえに、ペットの生前から、時間をかけ、見学も含めて、納得の行く葬儀業者を探しておくことが、重要なポイントです。またこれは、悪徳業者にひっかかることを防ぐ意味も含まれています。特に自宅の庭に埋められない方は、最後までしっかりと面倒を見てくれる霊園を探すことが大切です。ペット葬儀業者のパンフレットを取り寄せたり、ホームページで調べたり、他の人の意見を聞いたりして、準備を行います。そして、自分や家族のペットの葬儀に対する希望と照らし合わせ、選んで行きます。そして、不明な点などは、業者に直接相談などしてみます。パンフレットでは分からない、例えば実際の業者の対応の丁寧さ、親切さなどを知るためにも、どんなことでも良いので、直接相談することをお勧めします。
では、電話で確認したほうが良い基本的な項目と、それに関する利用の際の注意点について、数点挙げてみます。
1、火葬方法の確認
 合同火葬、個別火葬の両方する業者もいれば、個別火葬のみの業者もいます。
2、納骨方法の確認
 基本的には共同墓地・納骨堂・個人墓の3つになります。納骨堂や個人墓には管理費や管理期間が、業者によって、それぞれ違う形式で数通りあります。途中で自宅に連れて帰れるのか?といった質問も先にした方が無難です。
3、料金についての確認
 価格はそれぞれですが、火葬費と納骨料は別途になることもあります。また、消費税も、その他に掛かる料金もきちんと確認して下さい。後から請求されることもありますので、最初に「総額」を確認することをお勧めします。支払方法は基本的に「現金前払い」です。
4、宗教についての確認
ほとんどのところが宗教・宗派無関係で行ってくれますが、一部の霊園やお寺では「お布施」や「戒名の代金」を請求してきます。「寸志」を飼い主の方から出す分にはいいのですが、強制的に支払いを求めるところには注意した方がよいです。
5、自社火葬機なのかの確認
場合によっては、県外に連れて行かれたり、山奥まで連れて行かれます。必ず斎場(火葬場)の場所を確認してください。また、納骨場所も確認してください。どちらも移動手段と所要時間の確認も大事なポイントとなります。
6、引き取り方法の確認
迎えに来てもらえるのか?それに掛かる費用は?等、引取りから送迎、そして持ち込めるのか確認をして下さい。自社火葬機が無い霊園等では、持ち込みできない可能性もあります。また、引き取り時間も確認して下さい。ほとんどの霊園が、日中のみ引取りとなります。
7、引き取り時の様子についての確認
来てくれる車に社名が入っていることもあります。目立たない格好が良い場合は、その旨も確認してください。
8、営業時間の確認
一般的に「24時間対応」しているのは、電話受付だけです。引取りや火葬等は日中に行われます。
 
次に見学ですが、霊園の雰囲気を見ることも大切ですが、以下の点を見ることをお勧めします。
・納骨堂の見学
 どこで火葬されているかの確認は、とても重要です。
・墓地の作りが、お骨が入る作りになっているか。
 そのようになっていなければ、実際にお骨を入れていないことになります。どこから納骨するのか、と言ったことを聞いてみて、別の場所に納骨するという説明があったならば、危ない可能性があります。
・納骨堂はきれいに掃除されているか。
・共同墓地はしっかりしているか。
 
以上のようなことを行ってみて、納得が行くようなら、ひとまずその業者に任せても大丈夫な可能性が大きいです。

ペット霊園の選び方

まずどう言ったペット霊園の会社があるかということですが、電話帳、インターネット、友人、知人などを利用して探すのもひとつの方法ですが、ペット愛好家の方から聞いたり、獣医、ペットショップなどから紹介してもらう方法もあります。
 そして、電話をしてその対応をみます。その際、注意したい点としては、
・葬儀の料金は、ペットの種類や重さによって料金が変わってきます。その際に明瞭な説明がない所は避けた方が良いです。
・葬儀一式料金のほかに、追加料金があるか確認する。
・飼い主のご希望を聞き入れてくれ、それに応じた見積りを出してくれる所を選んだ方が良いです。
・予算をかけられない場合に、ころっと態度を変えるような業者は避けた方が良いです。
・悲しみの中電話をしているので、対応に温かさがあるかどうか。温かさに欠けると、実際の葬儀などの対応も雑になる可能性があります。
などが挙げられます。
 その上で、自宅からの距離、対応時間及び休日、料金、立会いが出来るかどうか、納骨場所の有無、骨を返してもらえるかどうか、その後の供養などを考慮します。その後、見学してみるのが良いでしょう。見学では、霊園の雰囲気を見ることがポイントの一つです。
 ペット霊園探しは、できればペットの生前に行うことが出来れば、理想的です。なぜならば、ペットの死は、いつ訪れるか分からないものであり、いざという時に悪徳業者に引っ掛かるのを防ぐためです。また、自分との価値観や選択基準の違いを防ぐという意味もあります。大切なペットゆえ、悔いの残らない葬儀をあげたいものです。そのためにも、生前から、冒頭で述べたようなことの他に、パンフレット取り寄せなどをしておくことをお勧めします。
悪徳業者に関しては、「ペットの遺体を産業廃棄物業者や行政にそのまま引渡し、ゴミとして処理している」、「葬儀後のペットの遺骨を埋葬せずに不法投棄する」、「総額がいくらなのかはっきり金額を指定せず、葬儀の終了後に強引にオプション料金を請求する」、「高額な壷や位牌などの商品を無理やり購入させようとする」、「ペット霊園に納骨させるように強引に勧めてくる」、「広告掲載外の追加料金の請求」などのケースがあります。このようなことは飼い主の方の心のキズにもつながりますし、何よりペットが報われません。このような業者にだまされないためにも、しっかりした、誠実な業者を選びたいものです。
 では、なぜ自宅からの距離、料金、その後の供養、霊園の雰囲気などを考慮すると良いかというと
・自宅からの距離
 ペットが寂しい思いをしないようにということになると、頻繁に訪れるのが一番です。その為には、距離が近い方が便利です。
・その後の供養
希望に応じて、四十九日忌、一周忌などの追善供養を行ってくれる所もあります。また、合同供養祭を行ってくれる所もあります。合同供養祭には、多くの飼い主の方が参加されるようです。亡くなったペットのことを定期的に思い出し、手を合わせることも供養の一つです。
・霊園の雰囲気
色々なタイプの霊園があります。花が咲きみだれる明るい雰囲気の霊園、お寺などの神聖な雰囲気の霊園などです。飼い主の方が「あまり来たくない」と思うような霊園にはペット達も眠りたくないと思います。飼い主の方が自分の目で見て、ここは良いと思う所を選んで下さい。
・料金
料金に関して、あいまいな説明をする所は避けた方が良いです。また、セットの料金ではなく、供養の費用、具体的な施設サービス、墓地使用料、墓石代、管理費など一つずつ明瞭な料金の相談をした方が良いです。さらに、料金は書面で提示してもらいます。
以上のようになります。
 なお、ペット霊園の業者の選び方として、その業界の協会に加盟している会社から選ぶという方法もあります。「全国ペット葬祭業協会」という協会です。

ペット霊園の利用方法

ペットが亡くなってから、ペット霊園の利用申し込みまでの流れに関しては、各会社によって、違いはありますが、ここでは大まかな流れを説明します。
葬儀の流れは、大きく分けて、葬儀、火葬、納骨となります。まず、電話などをして、葬儀の流れに関する不明な点や心配事の相談などをします。その際、ペットの種類や体重などにより料金が違っていたりしますので、それらの件も含めて相談します。そして、日程・時間を含めた予約をすることになります。また、いつか来るその時の為に、前もって生前での問い合わせをすることも良いです。
 まず、葬儀ですが、遺体を持ち込む方法と、専用車にてお迎えに来てもらう方法があります。お迎えに関しては、葬儀を自宅で行う方法と霊園で行う方法があります。
 遺体を持ち込みの場合は、斎場にて納棺、葬儀、火葬を行います。その際、タオルやシーツなどで包めば良いです。お迎えの場合は、自宅にて葬儀まで行い、霊園にて火葬を行う方法(自宅葬)と遺体持ち込みのように全て、霊園で行う方法があります。
 火葬の方法ですが、2通りあります。個別火葬と合同火葬です。個別火葬は施主立会いの下、葬儀、火葬、お骨上げ、納骨までを行います。合同火葬は、葬儀後、遺体を預かり、合同で火葬致します。なお、火葬、お骨上げの立会は出来ません。
 次に納骨の方法ですが、個別火葬の場合は、納骨堂(「棚式」、「マス式」、「総骨」などありますが、詳しくは、ペット霊園の会社まで)、あるいは個別墓地(「共有墓地」、「S画墓地」、「W画墓地」などありますが、詳しくはペット霊園の会社まで)への納骨となります。合同火葬の場合は、畜霊碑(会社によっては、ペット供養塔とも言います。ようするに、霊園内の畜霊碑に合同で埋葬することです。なお、納骨の立会等は出来ません。詳しくは、ペット霊園の会社まで。)。
 もし、火葬までに時間が空くようなら、できるだけ涼しい場所に寝かしておくと良いです。夏場であれば、クーラーの効いた場所、冬場であれば、暖房の効いていない場所が良いです。そして、氷や保冷剤などをタオルで包みお腹を中心に冷やします。もし、口、鼻、お尻などから、液体や汚物が出てくる場合はタオルなどで拭きます。会社によっては、火葬日まで日数が空くようなら、預かってくれるところもあります。